こんにちは、CLASS AOYAMA 石田佳之です!
以前、担当させて頂いたお客様の中にダメージ毛で悩んでいる方がいらっしゃいました。
触ってみると、毛先が絡まり指通りが悪く枝毛がところどころあります。
カウンセリングをさせて頂くと、パーマやカラーの類はされていないとの事。
コテやアイロンなども使用しないし、髪を洗った後には直ぐに乾かしているし、ヘアケアもしっかりやられている、
「髪の毛にダメージになるような事はしていないのにどうしてですか??」
お客様は本気で悩んでいる様子でした。
そもそも髪が傷む原因なんて、日常生活の中に沢山あります。
シャンプーやブラッシングをするだけでもダメージに繋がってしまうのです。
でも、その事を考慮してもこの方のダメージはひどいな、、。と思い
もう一度毛先をようく見てみると、毛先が白くなっているのがわかりました。
あっ !
これは!?
もしかしたらと思い
お客様にある可能性についてお話しました。
髪の毛はキューティクルという膜で覆われています。
このキューティクルが乾燥や摩擦、外的ダメージから髪の毛を守ってくれるのですが、
カットをするとその切断面は内部がむき出しの状態になってしまいます。
その部分から髪の毛の栄養が出ていってしまいダメージへとつながっていきます。
切れ味の良いハサミで切った場合の切断面と
そうでないハサミで切った場合の切断面は雲泥の差があります。
のり巻きで例えると、研ぎの入った切れ味の良い包丁で切ればきれいに切れますが、
研いでいない切れない包丁で切れば中の具は押しつぶされてしまいますね。
同じことが髪の毛にも起こっています。
刃こぼれしたハサミでカットすることで髪の毛に余計な負担がかかり
ダメージに繋がることがあるという事です。
一概には言えませんがそういう可能性もあるとお客様に説明すると
いままで疑問に思っていたことがスッキリされたご様子でした。
道具のメンテナンスをする大切さを改めて思いなおす良い出来事でした。