お客様によく聞かれる質問で
市販のカラーとの違いは?
とよく聞かれます。
今日は詳しく説明させて頂きます。
アルカリ濃度の違い
カラー剤に入っているアルカリの役割は髪の毛の表面のキューティクルを開きその中に色をいれることです。
アルカリ濃度が強いほどこのキューティクルを大きく開きます。
市販のカラー剤は比較的アルカリ濃度が濃いと言われています。それは誰が染めても比較的染まるようにできているからです。
髪の毛が太い方が細い方、痛んでいる方はじめて染める方、色々なコンディションの方がいるなかで染めなければならないのです。
そのため髪の毛が痛みます。
また市販のカラー剤の特徴として臭いが少ないです。それに比べサロンカラーは臭いが比較的強いです。それは臭いと一緒にアルカリを揮発させているからです。そのためアルカリが残らないので傷みにくいというわけです。
ちなみにサロンカラーは髪質、コンディションによってアルカリ濃度を使い分けます。傷みがでている部分には当然アルカリ濃度が低いものを使います。それによりダメージが出ないのです。
カラーバリエーション
サロンには色々なカラーバリエーションがあります。
人の髪質には赤みが強い方と黄味が強い方がいらっしゃいます。
ちなみに余談ですが同じ日本でも地域によって髪質が異なります。
南に住んでいる方はクセがあり髪質が太く赤色メラニンが強いのに比べ北に住んでいる方はクセがなく髪質が細く黄色メラニンが強いと言われています。
赤道に近いほど日差しが強いので守ろうと進化したのですね。北のほうはその必要がなかったということです。
そのようにベースの色が違うと希望の色が同じでも使う薬剤が変わってきます。
だから美容室のカラーバリエーションは大事なんですね!!
前処理剤
美容室でカラーをする前に必ず前処理剤をつけます。
ひとつはCMC
CMCとは薬剤の通り道になる役割と水分を保ち栄養分の流出を防ぐ役割をしています。
もうひとつはPPT
PPTはポリペプチドの略でアミノ酸でできているためタンパク質でできている髪の毛と類似成分になります。働きとしては髪の毛の補修効果があります。
この2つを前処理剤としてつけるため傷みが出にくいというわけですね。
色々と説明をさせて頂きましたが1番はそのお客様にあったカラーができるということが最大のメリットではないでしょうか。
是非カラーのご相談もお気軽にして下さい。
CLASSaoyama 市川 恭平